「学問探究チュートリアル」
(総合科目〔学士基盤科目〕・履修者定員40名)
筑波大学が導入していくつくば型チュートリアル学修の第一歩として、2024年度からスタートしたのがこの科目です。2025年で2年目に入ります。本科目は、入学初年次にチュートリアル学修プロセスの①②の実践を行います。自らの問いを定め、それに関連しそうな様々なことを広く知り教養を深め、思考の基礎を造ることを試みます。チューター教員との協働作業で学究に挑みます。
「学問探究チュートリアル」はこのような皆さんを待っています
本学に入学してきて、大学らしい学びをしてみたいけれども、どのようにしてそれを見つけて進めていくのがよいかがまだよくわからない人、「自分には何か足りないぞ」と思った人、やれば何かはできると思っているけれども、自分自身のありようがまだよくわかっていないという気持ちが強い人、知的な取っ組み合いをしたいという人は、本科目での実践が役立つかもしれません。すでにこんな研究がしたいと方向が定まっている人は、先導的研究者体験プログラム(ARE)やエンブリオ・プログラムへの参加も検討してみてください。
令和7年度入学の皆さんへ
令和7年度新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
皆さんが筑波大学に入学して、最初に気がついたことは何でしょうか。広くて緑豊かなキャンパス(今年は桜の花に間に合ったようですね)、高校までとは違った人の多さ、触れられる学問の幅広さ…きっといろいろあると思います。
この「学問探究チュートリアル」は、筑波大学が全学で導入するチュートリアル学修の先駆けとして、令和6年度に開設された学士基盤科目※です。このチュートリアルでは、教員との個別の対話によって受講生の皆さんの興味関心を見定め、多様で奥深い学問に導いていきます。学問について1年生が大学の先生と個別に話すなんてできるのかと思われるかもしれませんが、ワークショップを行って多様の教員の学問に触れ、さまざまな学類・学群の学生と仲間になって進めていきますから、心配はいりません。大学で学問に打ち込みたいけれども自分のテーマがまだわからないという人も、テーマは決まっていて自分の学問をさらに広げたいという人も、この科目に魅力を感じて飛び込んでくれれば大歓迎です。令和6年度に1期生として受講して大きく育った先輩たちが、スタッフのSA(Student Assistant)として皆さんを応援します。
論より証拠、先輩たちの声はこちらの動画をご覧ください。先輩たちが語るように、様々な学問を志す新たな仲間と出会い、多様な専門の研究を持つ教員と熱い対話を行うことは、他大学では得られない、筑波大学でしかできない学問の経験になるでしょう。受講生からは「こんなに贅沢な科目は他にない」、教職員からは「自分が学生だったときにあったらぜひ取りたかった」と言われるこの科目、気になった方はぜひこちらから履修申込してください(4月23日までにアンケート入力が必要です)。
マレーシア校も含め筑波大学の各組織から集った約30名のチューター教員が、分野の壁を越えた学問探究へと皆さんを「チュートリアル」します。
※学士基盤科目とは卒業までに1単位以上必修の科目です。「学問探究チュートリアル」は、「筑波大学特別講義―大学と学問―」や「トップランナーが語る社会課題―混沌化する世界と変貌する地方―」などと同様に、学士基盤科目のうちの1つの科目として開講されています。