7月に入り、「学問探究チュートリアル」はいよいよ個別対話に入りました。初日となった7月3日(水)は、6枠の個別対話を中央図書館チャットフレームで実施しました。
前回に作成した学修プランロードマップとその過程で生まれた問いをチューター教員は事前に確認してから、個別対話に入っています。
今回の学問探究チュートリアルでの個別対話は、どのような形式がよいかいろいろ議論を経て、学生2名と教員2名をグループを組んで行っています。学生が圧迫感を受けずに積極的に発言できるように近い所属でペアを組むとともに、チューター教員は学生のペアに専門が近い1名と異分野の1名でペアを組むことで多角的な学問的視座からのチュートリアルとなるようにしています。
これにより、個別対話の初日から、事前の問いに対する鋭い学問的回答が学生に返されるとともに、学問への立体的なパースペクティブが提示されることになりました。
同じ時間に隣のスペースでも個別対話を並行して行っています。ここまで5回のワークショップで、学生が教員に対して臆せずディスカッションできるようにするとともに、ペアの学生のテーマを共有して自身の問いも充実させてきたことで、どのグループでも活発なやりとりが実現したようです。思わず当初の予定時間を越えて盛り上がることも多く、学問への真剣さと楽しさにあふれた筑波大学のチュートリアルの幕が開けました。
学問探究チュートリアルの春学期の個別対話は、第1回を次週にかけて実施して、これまでのワークショップから学生各自の学問的テーマへの接続を行います。それから約2週間あけて個別対話の第2回を実施し、夏休みの間に行う学問探究の課題を設定していきます。